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2013年3月29日

バルトレックス錠とゾビラックス軟膏は一緒に処方出来ない!?

こんにちは!藤松です!!今日は陽気が良過ぎて、動くと汗ばみ増す(汗)汗っかきなもので、段々と辛い時期が忍びやって着ているなと感じます・・・・。



先日、口唇ヘルペスのためにバルトレックス錠を処方されていた患者様から、ウイルスを殺す塗り薬も処方して貰いたいとお願いがあり、疑義紹介致しました。


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私:「○○さん、軟膏も欲しいとのことなんですが、ゾビラックス軟膏を処方追加は可能でしょうか?」


医師:「あれ?確かバルトレックスとゾビラックス軟膏って、一緒に処方出来ないんじゃなかったっけ?」



な、なんですと!?



私:「そ、そうでしたか!!失礼致しました!!」



医師:「うん。理由は忘れちゃたんだけど、確かそんな話しがあった気がするんだよね。口唇ヘルペスならバルトレックスだけで十分だからって伝えておいてもらえる?」


私:「はい!知識不足で失礼致しました!!」


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バルトレックス錠とゾビラックス軟膏は一緒に処方出来ない?


バルトレックスとゾビラックス軟膏は一緒に処方出来ないというのは、一体どういうことなのか?初めて知った事実で、調べて見ることにしました。



そうするとどうやら、処方できない理由というのは保険上の理由とのことです。




バルトレックスとゾビラックス軟膏というような、内服の抗ウイルス剤と外用の抗ウイルス剤の併用処方は保険上不適合と判断され、返戻の対象となってしまうことが多いそうです。




見解としては、飲み薬であれば皮膚への移行性が高いので、治療上外用剤の併用は必要ないだろうと判断されるとのことです。逆に、軟膏を塗る場合であれば、飲み薬は必要ないだろうとの判断されるとのことでした。






併用されていても保険審査を通過する地域もあるそうですが、個人的にも併用による治療上の有益性が感じないので、併用処方は疑義照会をして、内服か外用かどちらかの単独にして貰ったほうが良いと思います。




バルトレックス錠やゾビラックス錠等の経口抗ウイルス剤と、ゾビラックス軟膏やアラセナ軟膏といった外用抗ウイルス剤が同一処方は、疑義照会の対象となるということです。



日々、知らない知識の補完が重要であるなと、つくづく感じました。





では!今回はこの辺りで終わりにしたいと思います!!また次回お会いしましょう!!