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2013年2月28日

リレンザでショック反応の報告

こんにちは!藤松です!!



今朝ネットのニュースを見ていたら、



厚生労働省は27日、2009~12年に抗インフルエンザ薬の「リレンザ」を吸入した患者3人が、副作用とみられるアレルギー性ショックを起こし、うち1人が死亡していたと発表した。リレンザは年間推計170万人が使用している。』



という、ショッキングなニュースを拝見しました・・・。





リレンザと言えば、インフルエンザの代表格です。以前「インフルエンザの薬ってどれが良いんだろう?」でもご紹介させて頂きました。




「ショック」とはどんな症状!?



さて、「ショック」とはどのような状態を指すのでしょうか?




「ショックとは臓器低灌流状態で,その結果,細胞機能障害および細胞死を伴うものである。機序は,循環血液量の減少,心拍出量の減少,血管拡張(ときに毛細血管[交換血管]床をバイパスする血液のシャントを伴う)を含む。症状には精神状態の変化,頻脈,低血圧,乏尿がある。診断は臨床所見によるもので,血圧測定を含む。治療は静注輸液,根本原因の改善,および,ときとして血管収縮薬を用いる。」

(参考:メルクマニュアルオンライン




噛みくだいて簡単に書きますと、体内の器官に血液が十分な量が回らない、心拍数が低下する、血圧が低下するということになります。




さて、今回のリレンザのショックですが、アレルギー性のショック症状とのことです。
(ちなみに、アレルギー性のショックはアナフィラキシーショックと言います。)




アレルギー性のショックというのは、確率的にはかなり低いですが、誰にでも起こりうる副作用になります。風邪薬ですら、重篤なアレルギー反応が起きることもあります。なので、副作用と感じたら、すぐに病院へ行く・救急車を呼ぶなど、迅速な対応が大事となります。



ちなみに、今回残念ながらお亡くなりになってしまった方のケースでは、吸入後数分で呼吸困難となり手足が硬直、間もなくお亡くなりになったそうです。女性には気管支ぜんそくの発症歴があり、リレンザ吸入当日には発熱と感染性胃腸炎による嘔吐もあったということですが、この症状との関係性は低いのではないかと思われます・・・。



今回の副作用の確率ですが、年間推定使用人数が140万人、計測した4年間で3名の方がショックを起こしたということなので、約1/187万になります。


比較対象として交通事故の確率を計算しますと、交通事故の確率が約1/177となるので、今回の副作用というのは交通事故になる確率よりもかなり低い確率となります。
(参考 2010年国勢調査 人口:128,057,352人  交通事故数[警察庁] 交通事故数:725,773人)




このような報告が出ると薬の服用を避けようとする方が出ますが、副作用を恐がって病気をほっておいても重大な結果を招くので、過度に怖がらず治療の為に服用して頂ければと考えております!




では!今回はこの辺りで終わりとさせて頂きます!!また次回お会いしましょう!!