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2013年1月29日

インフルエンザの薬ってどれが良いんだろう?

こんばんは!藤松です!!


今回はPCの調子が戻ったようで、PCから書くことができました!

ネット環境を有線に戻したいと考えていたのですが、ポケットWi-Fiの契約が2年ということで、しばらくはこれで我慢しようと泣く泣く決意しました・・・。



さて!今回はインフルエンザの薬についてまとめたいと思います!!
時期的にまだインフルエンザは止まらないので、皆様予防を怠らないように注意して下さい。


現在日本には、5種類のインフルエンザ薬が出ております。


調剤薬局で現在お目にかかるのが「タミフル(成分名:オセルタミビル)」「リレンザ(成分名:ザナミビル)」「イナビル(成分名:ラニナビル)」3種類になりまして、病院ではこの3種に加え、「ラピアクタ(成分名:ペラミビル)」計4種類が使用されています。

※ラピアクタは点滴なので、薬局では取り扱いません!!


もう一つのインフルエンザ薬ですが、「シンメトレル(成分名:アマンタジン)」という薬になります。こちらは、発売は1998年で、他のどの薬よりも歴史が深いのですが(この次は、2001年にタミフルとリレンザが保険適用となりました)、A型インフルエンザしか効果が無ということで、最近はインフルエンザとして使用されることはほぼ無くなりました・・・。


ちなみに、2010年1月にラピアクタが保険適用となり、同年の9月にイナビルが保険適用となっております。



●それぞれの薬の特徴


①タミフル

・カプセル(成人、37,5kg以上の小児)、もしくはドライシロップ(1歳以上)の内服薬タイプ。
・服用方法:1日2回。1回1カプセル(子供は1回2mg/kg)の服用を5日間続ける。
・予防服用:1日1回の服用。
・耐性ウイルス:H1N1ソ連型(H275Y変異)、H1N1pdm09(H275Y変異)
 ※現在こちらのウイルスは、日本での流行は無いそうです。


②リレンザ

・吸入薬タイプ。
・服用方法:1回2ブリスター(5mgのブリスターを2個)、1日2回吸入、5日間続ける。成人、小児同量。
・予防服用:1日1回の使用。
・耐性ウイルス:稀

③イナビル

・吸入薬タイプ
・服用方法:10歳以上→1回2容器を吸入、10歳未満→1回①容器を吸入。1回の吸入で終了。
・予防服用:現在未承認。
・耐性ウイルス:報告なし

④ラピアクタ

・点滴タイプ(小児や老人の重症例で使用)
・使用方法:成人は2バイアル(または1袋)、小児は10mg/kg。1回の使用。複数回やる場合もあり。
・予防使用:現在未承認
・耐性ウイルス:H1N1pdm09(H275Y変異)



以上、簡単に書き上げました!!


では、実際どれが効果が高いのかという話になりますが、臨床で現在使用されているインフルエンザ薬は、きちんと服用さえ出来ればどの薬でも効果はしっかりと出ます!!



・・・そうなのです。きちんと服用できない事例もあるので、その場合は望んだ効果が出ないときがあります。


小さいお子様やご老人の方は、吸入タイプのインフルエンザ薬しっかりと薬を吸えておらず、望んだ効果が出ないときがあります!!


そういう方は、1度の吸入ではなく、2度・3度としっかり吸入することが大切です。


とある医師のかたですが、「なんだかんだいって、タミフルは飲んだことがしっかりと分かるから、あれが1番だ!」と話す方がおられましたが、確かにタミフルは服用したことが分かりやすいです。

それに対して、リレンザ・イナビルは吸いきったかどうかが分かり難いので、ぜひ注意するようにして下さい!!


余談ですが、イナビルが1回の吸入で治療が終わりなので、服用が楽な反面、きちんと効果が出るか不安だと話す方もいらっしゃいます。面倒を乗り越えてこその治療と思われる方が多いのですかね・・・?


まだまだインフルエンザは流行っておりますので、予防をしっかりとし、「インフルエンザに罹ったかな」と思ったら、すぐに病院へ行ってインフルエンザの薬を服用して下さい!


インフルエンザの薬は、「発症後48時間以内の服用」を想定されているので、繰り返しますが、インフルエンザに罹ったと思ったらすぐに病院へ受診して下さい!!


なにごとも、早く動いたほうが後々の対処が楽になりますからね。


さて、次回は。来月から悩まされる方が多いであろう、例のアレルギーのついて語りたいと思います。


それではまた、次回お会いしましょう!!