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2013年7月16日

手足口病って何? ~症状から対処方法まで~

こんにちは!藤松です!!



東京都内で手足口病が大流行しているそうで、流行警報を出したそうです。


東京都で手足口病が大流行、患者数が警報基準超え--手洗い&うがいで予防を!(7/11 外部リンク)








そもそも、手足口病ってなんなんでしょうか??



手足口病とは、7月頃に乳幼児を対象に流行る風邪の一種です。主な原因ウイルスがコクサッキーウイルス、エンテロウイルスです。


現状、この対象ウイルスを効果的に殺す薬・劇的に改善する薬というのはありません。自身の免疫で自然に回復するのを待つのみです。



今回は、症状から注意点を記載していこうと思います!!


①手足口病の症状

通常の風邪のように、発熱・喉の痛みが出ます。通常の風邪と違う特徴としては、手の平・足の裏・口内に痛みを伴う水泡(赤い水膨れ)ができるのが通常の風邪との見分け方ですです。この手・足・口に湿疹が出来るのが、手足口病の由来にもなっております。


全ての症状が出るわけではありませんが、乳幼児でこの時期(7月)に手・足・口に湿疹が出来ていたら手足口病を疑って良いでしょう。


②手足口病の原因は?

上記でも少々記載しましたが、

・コクサッキーウイルスA16
・エンテロウイルス71(EV71)

の2つのウイルスが主な原因となっております。他には、コクサッキーウイルスA6,A9,A10といったものが原因になります。


③手足口病の感染経路は?

イメージとしては、インフルエンザの感染経路と同じです。

飛沫感染:感染者の咳・クシャミを介して、ウイルスを体内に取り込んでしまう。
接触感染:感染者の糞・尿に混入しているウイルスに触れてしまう。
経口感染:手についたウイルスを体内に取り込んでしまう。


上記の3経路が感染経路になります。

ちなみに、潜伏期間は3~5日間となっております。感染した人が回復しても、3~4週間ほど糞にウイルスが入っております。この辺りはノロウイルスと同じですね。



④手足口病の予防は?

基本的には風邪の予防と同じように、手洗い・うがいをしっかりと行うことです!幼稚園などの場所で、気づかぬうちに集団感染することもありますので・・・。


糞便にもウイルスが含まれるので、こちらの処理も注意して行うように(接触しない、吸い込まない)ように対処するようにして下さい。


また、手足口病にかかるのは9割が乳幼児で1割は成人の方ですので、成人の方も予防に注意するようにしましょう!!

※成人の方だと悪化せずに終わり風邪かとおもいきや、お子様にうつったら手足口病だったということもありますので、十分注意して下さい!!



⑤手足口病の対処方法は?

こちらも上記で記載しましたが、治す薬は現在ありません!


基本的には自己免疫で5~7日程度で回復します(湿疹は7~10日ぐらい続くときもあります。)


発熱や喉の痛み・湿疹が辛い時は、症状を緩和する薬を貰いに病院へ受診しましょう。


乳幼児で注意したいのは、口の中の湿疹が痛むので水分を取りたがらないことにより、脱水症状になってしまうのを注意しましょう。暑い時期に罹りやすい病気ですので、水分の摂取を忘れないようにして下さい。


口内の湿疹が落ち着くまでは、熱いものや辛いものといった刺激物は避けるようにして下さい。


またかなり稀ではありますが、髄膜炎といった重大な合併症を引き起こすこともありますので、「高熱が続く」・「呼びかけに反応しない」・「嘔吐を繰り返す」・「ぐったりとしている」といった症状が出ている時は、すぐに医療機関に受診するようにしましょう。


※通常の風邪の場合も、上記症状が出たら注意が必要ですので、同じようにすぐに病院へ受診しましょう!!



手足口病は風邪の一種ではあります。症状を押さえて、対処して上げて下さい。


ではでは!今回はこの辺りで終わりにしたいと思います!また次回、お会いしましょう!!