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2013年5月24日

クリアミン配合錠A1.0は1週間に10錠までの理由とは?


こんばんは!藤松です!!

「例年の5月の気温ってこんなに高かったっけ!?」と疑いたくなるような暑い日々が続いておりますが、皆さま体調は崩されておりませんか??


季節の変わり目というのは、気圧配置が変わりやすい関係で、偏頭痛持ちの方は頭痛を発症することが多々あります。


ちなみに原因ですが、気圧変化が脳血管の収縮を引き起こしてしまい、それを炎症だと脳が勘違いしてしまうことから、頭痛が引き起こされると言われています。


先日も、偏頭痛が起きてしまい、痛みでどうにもならないと相談されたケースがありました。


その方は「クリアミン配合錠A1.0」を頓服で服用していたのですが、痛みが引かず3日間で8錠服用したそうです。さらに服用して良いかという質問でした。


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クリアミン配合錠A1.0

〈成分〉
・エルゴタミン酒石酸塩    1mg
・無水カフェイン        50mg 
・イソプロピルアンチピリン 300mg
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さて、これ以上服用して良いのでしょうか??






これは、きちんと服用錠数の確認が必要ですね!!


クリアミン配合錠A1.0は、1週間で10錠までと決まりがあります。



ですので、後2錠服用した場合、服用開始日から1周間以内であれば、NSAIDsに切り替えて対処する必要が出てきます。



では、なぜクリアミン配合錠A1.0は1週間に10錠までなのでしょうか??




クリアミン配合錠A1.0は1週間に10錠までの理由とは?

クリアミン配合錠はクリアミン配合錠A1.0とクリアミン配合錠S0.5 の2つの規格があります。S0.5 の方は、A1.0の半分の量の薬です。


さて、この1週間の上限量が出ている理由ですが、成分のエルゴタミンによるものです。


エルゴタミンの1週間の上限は10mgと設定してあるのです!!



エルゴタミンを連用することによりエルゴタミン誘発性の頭痛が起きやすくなることや、エルゴタミン離脱性の頭痛(リバウンド)を起こすことがあるので注意が必要になります。


エルゴタミン摂取量が1週間に10mg以下であれば、副作用発現率が低いということで、この量が設定されたそうです。



こちらの薬は、発作の予防として服用する薬ではなく、発作の前兆があるときに服用する薬になるので、むやみに服用してしまうと、かえって頭痛が酷くなる可能性があるので、注意が必要です。




私も頭痛で悩まされることが多いので、服用したくなる気持ちは痛いほど分かりますが、予後を考えてしっかりと対処方法をご指導しなければと思ったケースでした!!



では!今回はこの辺りで終わりにしたいと思います!!また次回お会いしましょう!!