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2013年5月2日

光線過敏症ってどんな症状なの?


こんにちは!藤松です!!


また明日からGWの後半戦ですね!皆様はどこかにご旅行にいかれるのでしょうか??天気も良いようですから、絶好の旅行日和ですね!!



さて、本日、過去にスパラを服用し、光線過敏症を起こしたことがあるという患者様がいらっしゃいました。


※補足
スパラとはニューキノロン系の抗生剤で、現在は発売中止になっております。こちらの薬剤、光線過敏症の副作用が多いという報告があり、発売中止になってしまったようです。




あら奇遇と思ったのが、私も先日モーラステープのGEで光線過敏症になってしまいまして・・・。




 あまり嬉しくないこの奇遇を祝い(笑)、この機会に光線過敏症について調べてみました!





光線過敏症とは、以下の4種類に分類されます!!


1.遺伝性光線過敏症
2.代謝性光線過敏症
3.光毒性光線過敏症
4.光アレルギー性光線過敏症


このうち、薬が起因となる光線過敏症は、34の2種類が該当します。




では、光毒性光線過敏症と光アレルギー性光線過敏症は、どのように違うのか?順に見ていきます! 



光毒性光線過敏症


光毒性光線過敏症とは、光活性化された薬剤が光化学反応により、 直接または活性酸素を介して生体成分に障害を与える『光毒性反応』のことを指します。




光毒性光線過敏症の特徴としては、原因物質が十分な量存在し、活性化に必要な紫外線波長の光が十分な量照射された時点で、誰にでも起こる反応です。光が当たった部位に限定された皮疹を生じるのが特徴です。




簡単に要約しますと、紫外線の決まった波長に反応する物質があり、紫外線が皮膚にたくさん当たるとそいつの反応が始まり、生体にダメージを与えてしまう反応ということです。




ちなみに、ダメージを与える機構としては、フリーラジカル生成による酸化障害か、活性酸素分子種を産生することによる酸化障害だそうです。酸化されることによるんですね。




光アレルギー性光線過敏症


光アレルギー性光線過敏症は、光化学反応の結果生じた抗原により感作された個体が、 再び同じ抗原に暴露されることにより、アレルギーが誘発される『光アレルギー反応』のことを指します。




光アレルギー性光線過敏症は、原因物質の存在下特定波長の紫外線照射により生じた抗原物質に感作された個体にのみ誘発される反応で、初回暴露時には障害は起こらず、一定の潜伏期を経た後に再び光化学反応により同一の抗原物質が生じた時に、光照射部位を中心に広範な皮膚障害がでてしまいます





こちらも簡単に要約しますと、ある物質が特定の波長の紫外線で抗原(免疫反応の素)となり、再度特定の波長の紫外線が当たると、免疫反応が出てしまうということです。


ちなみに症状としては、赤くなる・火照る・膨れるといった、酷い日焼けのような状態になります。


どうやって対処するの!?


さて、薬剤による光線過敏症は、どのようにして予防すれば良いのか??


光毒性光線過敏症も光アレルギー性光線過敏症も、特定の波長の紫外線を浴びなければ、症状は出ません。



つまり、日光に当たらなければ良いのです。洋服などで隠しましょう!!



しかし、これからの暑い時期は肌の露出が多くなるかと思います。洋服で隠し切れない時は、日焼け止めでも効果はあります。


光線過敏症の、特定に紫外線波長というのは、大方がUVAに起因するものなので、日焼け止めのPAが多いものが良いでしょう。(PAが多いほど、UVAカットの量が多くなります。)

SPF(UVBカットのほう)が高いには越したことはありませんが・・・。





しかし、日焼け止めは、塗布してからある程度の時間しかもたないので、万能の防御策ではないことを自覚してお使いください。





光線過敏症、けっこう赤くなりますので、皆様ご注意下さい(^_^;)



では!今回はこの辺りで終わりにしたいと思います!!また次回お会いしましょう!!