最近弊社にて、調剤事務の方の採用を行なっておりました。
ありがたいことに、たくさんのご応募を頂きました。パソコンの文字入力試験・面接をさせていただき、1名の方が採用となりました。(応募者は28名いらっしゃいました。)
どういう点を見て採用を考えていたのか、調剤薬局で事務の採用を考えている方や、これから調剤事務の面接をする方に参考にして頂ければと思い、現場の生の声を記載していこうと思います!
①履歴書、職務経歴書
まずはこちらを確認させて頂きます。
他の業種でも同じかと思いますが、短期間で転職を繰り返していたり、理由もなく長期間働いていない期間がある方は、気になります。(マイナスの意味で。)
特に、転職を繰り返されている方は、履歴書を見せて頂いた段階で採用を見送るケースが出てくるので、注意して下さい。
というのが、調剤薬局は狭い空間という職種上、人間関係の問題が起きてしまうことが多いです。短期間で転職を繰り返されている方は、人間関係で何か難があるのでは無いかと勘ぐってしまいます。
やはり、ある程度の期間同じ所で働いていたという実績は、評価の基準になります。
また、調剤事務の資格を取得している方も多くいらっしゃいます。こちらの資格をお持ちだと、勉強という努力が出来る方・ある程度予備知識はある方ということで、採用する際は有利に働きます。
②文字入力試験
弊社では、面接させていただく前に、文字入力の試験を行なっております。
業務上、パソコンで入力していただく作業が多いので、薬の名前や飲み方を10種類ほど記載した文章を、「見本通りに入力して下さい」とお願いしております。
面接された方全員、入力スピードを気にされているのですが、スピードはあまりに遅くなければ評価の対象としては重視しておりません。
あくまで、パソコン入力における事務作業全体を見ているのです。
上記で、「見本通りに入力して下さい」という部分を強調したのがポイントになります。
文字入力の試験を通して、
・行間や字体など、正確に入力できるのか。
・読めない漢字(あえて読みがなが難しい漢字の薬を入れてあります)についての対処方法。
→読み方を質問するのか、手書き文字入力で対処するのか。
・入力が終わった後、入力が正しいのかの確認について。
→内容の確認をするか、確認しないのか。確認の方法は何かなど。
といった所を見させて頂きました。作業上、正確性が重要になってくるので、以上のポイントを厳しく見ておりました。
③面接について
最後に面接です。
面接の項目の記載の前に、一点確認です。調剤薬局(医療系)の業種とは、どういった仕事になるでしょう??
以前の記事にも書きましたが、調剤薬局はサービス業です。
ですので、サービス業に向いているか向いていないかという点を厳しくチェックさせて頂きます。
具体的には、
・会話するときは、目線を合わせられるか。
・笑顔を作って話しができるのか。
・会話の話題進行はおかしくないか。
・口調は丁寧か。敬語が正しく使えているのか。
・話すスピードは適正か。
などなどを見ております。正直、かなりのポイントを見ております。
あと、ちょっとビックリした方の例ですが、過去にサービス業をされていた方で、以下のような方(Aさん)がおりました。
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私:「過去のサービス業において、サービス提供するさい何か注意していたことはありますか?」
Aさん:「無いです!」
私:「・・・え!?な、無いのですか!!例えば、笑顔について注意していたですとか、会話のスピードを気をつけていたとかは無いですか!?」
Aさん:「あ~、特に何も無いですね!!」
私:「そ、そうですかー!(苦笑)」
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コミュニケーションは問題無かったのですが、さすがに上記のような返答をされてしまうと、採用は見送らせていただくしかないですね(^_^;)
以上、3っつの項目を見て、採用を判断させていただいております。調剤薬局で事務の採用を考えている方や、これから調剤事務の面接をする方の参考になればと思います!!
では!今回はこの辺りで終了にしたいと思います!また次回、お会いしましょう!!