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2013年7月16日

手足口病って何? ~症状から対処方法まで~

こんにちは!藤松です!!



東京都内で手足口病が大流行しているそうで、流行警報を出したそうです。


東京都で手足口病が大流行、患者数が警報基準超え--手洗い&うがいで予防を!(7/11 外部リンク)








そもそも、手足口病ってなんなんでしょうか??



手足口病とは、7月頃に乳幼児を対象に流行る風邪の一種です。主な原因ウイルスがコクサッキーウイルス、エンテロウイルスです。


現状、この対象ウイルスを効果的に殺す薬・劇的に改善する薬というのはありません。自身の免疫で自然に回復するのを待つのみです。



今回は、症状から注意点を記載していこうと思います!!


①手足口病の症状

通常の風邪のように、発熱・喉の痛みが出ます。通常の風邪と違う特徴としては、手の平・足の裏・口内に痛みを伴う水泡(赤い水膨れ)ができるのが通常の風邪との見分け方ですです。この手・足・口に湿疹が出来るのが、手足口病の由来にもなっております。


全ての症状が出るわけではありませんが、乳幼児でこの時期(7月)に手・足・口に湿疹が出来ていたら手足口病を疑って良いでしょう。


②手足口病の原因は?

上記でも少々記載しましたが、

・コクサッキーウイルスA16
・エンテロウイルス71(EV71)

の2つのウイルスが主な原因となっております。他には、コクサッキーウイルスA6,A9,A10といったものが原因になります。


③手足口病の感染経路は?

イメージとしては、インフルエンザの感染経路と同じです。

飛沫感染:感染者の咳・クシャミを介して、ウイルスを体内に取り込んでしまう。
接触感染:感染者の糞・尿に混入しているウイルスに触れてしまう。
経口感染:手についたウイルスを体内に取り込んでしまう。


上記の3経路が感染経路になります。

ちなみに、潜伏期間は3~5日間となっております。感染した人が回復しても、3~4週間ほど糞にウイルスが入っております。この辺りはノロウイルスと同じですね。



④手足口病の予防は?

基本的には風邪の予防と同じように、手洗い・うがいをしっかりと行うことです!幼稚園などの場所で、気づかぬうちに集団感染することもありますので・・・。


糞便にもウイルスが含まれるので、こちらの処理も注意して行うように(接触しない、吸い込まない)ように対処するようにして下さい。


また、手足口病にかかるのは9割が乳幼児で1割は成人の方ですので、成人の方も予防に注意するようにしましょう!!

※成人の方だと悪化せずに終わり風邪かとおもいきや、お子様にうつったら手足口病だったということもありますので、十分注意して下さい!!



⑤手足口病の対処方法は?

こちらも上記で記載しましたが、治す薬は現在ありません!


基本的には自己免疫で5~7日程度で回復します(湿疹は7~10日ぐらい続くときもあります。)


発熱や喉の痛み・湿疹が辛い時は、症状を緩和する薬を貰いに病院へ受診しましょう。


乳幼児で注意したいのは、口の中の湿疹が痛むので水分を取りたがらないことにより、脱水症状になってしまうのを注意しましょう。暑い時期に罹りやすい病気ですので、水分の摂取を忘れないようにして下さい。


口内の湿疹が落ち着くまでは、熱いものや辛いものといった刺激物は避けるようにして下さい。


またかなり稀ではありますが、髄膜炎といった重大な合併症を引き起こすこともありますので、「高熱が続く」・「呼びかけに反応しない」・「嘔吐を繰り返す」・「ぐったりとしている」といった症状が出ている時は、すぐに医療機関に受診するようにしましょう。


※通常の風邪の場合も、上記症状が出たら注意が必要ですので、同じようにすぐに病院へ受診しましょう!!



手足口病は風邪の一種ではあります。症状を押さえて、対処して上げて下さい。


ではでは!今回はこの辺りで終わりにしたいと思います!また次回、お会いしましょう!!



2013年7月9日

熱中症の辛かった体験談 ~どんな症状になるのか?~

こんばんは!藤松です!!


最近、連日猛暑日を記録していまして、熱中症の注意喚起がメディアでも増えてきました。本日(2013/07/09)は、山梨で39℃超を記録したそうです。日本は温帯だと思っていたのですが、最近は亜熱帯のような気候帯ですね(^_^;)



さて、本日も21人が熱中症の搬送されたですとか、高齢者の方がお亡くなりになってしまったなどと、熱中症のニュースが多く流れておりましたが、原因の1つとして「熱中症対策をしない」というのがあるそうです。


熱中症を甘く見ているケースや、熱中症と気づかないケースがあるのでは無いかと思われます。



去年私も熱中症になったのですが、けっこうな体調の悪さになります。どれだけ辛いのかを交えながら、皆さまの注意するきっかけになれば幸いです。


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去年の夏、休日の出来事でした。


その日も猛暑を記録しており、窓を前回にはしておりましたが、外の気温と全く同じ状態というかなり暑い状況でした。


また、家の構造上風の通り抜けがあまりよろしくないので、家の中に熱がこもっている状態でした。扇風機をつけておりましたが、全くというほど無意味な風でした・・・。



そんな中、溜めにためた掃除を一気に終わらせようと、昼間という最悪な時間帯から一心不乱に掃除をしておりました。



実は私、かなりの汗っかきなので、こんな暑い中での活動でかなりの汗をかいておりました。




その時は、「汗をたくさんかいて、なんか清々しいなぁ~」と、のんきに考えておりました。



何を隠そう、私も、「熱中症なんかにはならないだろう」と甘くみており、対策なんて全くしておりませんでした(苦笑)



掃除も終盤にきて、あとちょっとで終わるという頃ですね。時間にして2時間ぐらい動きっぱなしだったと思います。



「さて、後はここを片付けたら終わりだなぁ~。たくさん汗をかいたし、ビールでも飲んじゃおうかな!?」




なんて、掃除後のアルコールに心を膨らませていると、



「!!??」



突然、目眩と吐気に襲われ、思わずその場にうずくまりました。しばらくしたら目眩は落ち着きましたが、激しい頭痛地獄が始まりました。



「な、なんだこの状態は!・・・・あ!熱中症か!!」としばらくしてようやく理解し、瞬速でクーラーをつけ、OS-1(薬局からサンプルを貰っていた)を飲み、保冷剤で「首」と「脇の下」と「内もも」という太い血管が通っている所を冷やしました。



その後、吐気は次第に落ち着きましたが頭痛は止まらず、鎮痛剤でなんとか対処いたしました。




汗を大量にかいてしまった、風通しが無いところで熱がこもっていた、水分を十分量摂取していなかったのが原因ですね・・・。



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いざ自分が体験してみて、正直体の丈夫さには自身はありますが、それでも結構な辛い状態になります。


そんな経験をしましたので、若い人はもちろんのこと、子供や高齢者はより一層の注意が必要だと
考えております。



私が熱中症を経験してからは、熱中症の注意喚起を必ず行うようにしております。きちんと対処しないと、大変な状況になるということを身をもって経験しましたからね・・・。



以前、熱中症対策の、OS-1の飲み方について~高血圧や腎臓病の方~」という記事で、OS-1という経口補水液なるものについてご紹介しておりますので、良かったら合わせて目を通して頂ければ幸いです。

※OS-1はガブガブ飲めば良いものではありませんので、特に高血圧・腎臓病の方は上記記事を参考にしてください。



健康な方でも油断できませんので、ぜひぜひお気をつけになって下さい!!


では!今回はこの辺りで終わりにしたいと思います!また次回、お会いしましょう!!




2013年5月2日

光線過敏症ってどんな症状なの?


こんにちは!藤松です!!


また明日からGWの後半戦ですね!皆様はどこかにご旅行にいかれるのでしょうか??天気も良いようですから、絶好の旅行日和ですね!!



さて、本日、過去にスパラを服用し、光線過敏症を起こしたことがあるという患者様がいらっしゃいました。


※補足
スパラとはニューキノロン系の抗生剤で、現在は発売中止になっております。こちらの薬剤、光線過敏症の副作用が多いという報告があり、発売中止になってしまったようです。




あら奇遇と思ったのが、私も先日モーラステープのGEで光線過敏症になってしまいまして・・・。




 あまり嬉しくないこの奇遇を祝い(笑)、この機会に光線過敏症について調べてみました!





光線過敏症とは、以下の4種類に分類されます!!


1.遺伝性光線過敏症
2.代謝性光線過敏症
3.光毒性光線過敏症
4.光アレルギー性光線過敏症


このうち、薬が起因となる光線過敏症は、34の2種類が該当します。




では、光毒性光線過敏症と光アレルギー性光線過敏症は、どのように違うのか?順に見ていきます! 



光毒性光線過敏症


光毒性光線過敏症とは、光活性化された薬剤が光化学反応により、 直接または活性酸素を介して生体成分に障害を与える『光毒性反応』のことを指します。




光毒性光線過敏症の特徴としては、原因物質が十分な量存在し、活性化に必要な紫外線波長の光が十分な量照射された時点で、誰にでも起こる反応です。光が当たった部位に限定された皮疹を生じるのが特徴です。




簡単に要約しますと、紫外線の決まった波長に反応する物質があり、紫外線が皮膚にたくさん当たるとそいつの反応が始まり、生体にダメージを与えてしまう反応ということです。




ちなみに、ダメージを与える機構としては、フリーラジカル生成による酸化障害か、活性酸素分子種を産生することによる酸化障害だそうです。酸化されることによるんですね。




光アレルギー性光線過敏症


光アレルギー性光線過敏症は、光化学反応の結果生じた抗原により感作された個体が、 再び同じ抗原に暴露されることにより、アレルギーが誘発される『光アレルギー反応』のことを指します。




光アレルギー性光線過敏症は、原因物質の存在下特定波長の紫外線照射により生じた抗原物質に感作された個体にのみ誘発される反応で、初回暴露時には障害は起こらず、一定の潜伏期を経た後に再び光化学反応により同一の抗原物質が生じた時に、光照射部位を中心に広範な皮膚障害がでてしまいます





こちらも簡単に要約しますと、ある物質が特定の波長の紫外線で抗原(免疫反応の素)となり、再度特定の波長の紫外線が当たると、免疫反応が出てしまうということです。


ちなみに症状としては、赤くなる・火照る・膨れるといった、酷い日焼けのような状態になります。


どうやって対処するの!?


さて、薬剤による光線過敏症は、どのようにして予防すれば良いのか??


光毒性光線過敏症も光アレルギー性光線過敏症も、特定の波長の紫外線を浴びなければ、症状は出ません。



つまり、日光に当たらなければ良いのです。洋服などで隠しましょう!!



しかし、これからの暑い時期は肌の露出が多くなるかと思います。洋服で隠し切れない時は、日焼け止めでも効果はあります。


光線過敏症の、特定に紫外線波長というのは、大方がUVAに起因するものなので、日焼け止めのPAが多いものが良いでしょう。(PAが多いほど、UVAカットの量が多くなります。)

SPF(UVBカットのほう)が高いには越したことはありませんが・・・。





しかし、日焼け止めは、塗布してからある程度の時間しかもたないので、万能の防御策ではないことを自覚してお使いください。





光線過敏症、けっこう赤くなりますので、皆様ご注意下さい(^_^;)



では!今回はこの辺りで終わりにしたいと思います!!また次回お会いしましょう!!






2013年2月8日

今年の花粉はいつから飛び始めるの!?

こんばんは!藤松です!!



ホットな話題が入って参りました!!


今年は花粉がいつから本格的に飛散するのか??




今日(2/8)からです!!


環境省の発表で、本日から本格的に花粉が飛散開始したそうです。



ちなみに、「本格的な花粉の飛散」の定義をご存知ですか??



花粉飛散の定義:「1平方cmの平面上に、1個以上の花粉が2日連続で観測された場合」


上記が、花粉飛散の定義だそうです。



ちなみに、本格的に飛散を開始したのが9つの県とのことで、福岡県・長崎県・大分県・山口県・島根県・愛媛県・高知県・静岡県・千葉県とのことでした。




九州・四国辺りだけかと思いきや、関東圏でも観測されているということに、花粉症を持っている私は驚愕を感じました・・・。とうとうこの時期がやってきてしまったんですね。



なんとか花粉症から逃れることは出来ないのか?以前、(花粉症の薬っていつから服用すれば良いの!?~アレルギー薬服用の最新情報~ )にて薬の服用については記載いたしましたが、薬に頼らなくする方法は無いのか??


次回は、「花粉症を薬に頼らなくする方法は無いのか?」について記載したいと思います。


それでは、今回は少々短いですが、この辺りで終りたいと思います。また、次回お会いしましょう!!



2013年1月29日

インフルエンザの薬ってどれが良いんだろう?

こんばんは!藤松です!!


今回はPCの調子が戻ったようで、PCから書くことができました!

ネット環境を有線に戻したいと考えていたのですが、ポケットWi-Fiの契約が2年ということで、しばらくはこれで我慢しようと泣く泣く決意しました・・・。



さて!今回はインフルエンザの薬についてまとめたいと思います!!
時期的にまだインフルエンザは止まらないので、皆様予防を怠らないように注意して下さい。


現在日本には、5種類のインフルエンザ薬が出ております。


調剤薬局で現在お目にかかるのが「タミフル(成分名:オセルタミビル)」「リレンザ(成分名:ザナミビル)」「イナビル(成分名:ラニナビル)」3種類になりまして、病院ではこの3種に加え、「ラピアクタ(成分名:ペラミビル)」計4種類が使用されています。

※ラピアクタは点滴なので、薬局では取り扱いません!!


もう一つのインフルエンザ薬ですが、「シンメトレル(成分名:アマンタジン)」という薬になります。こちらは、発売は1998年で、他のどの薬よりも歴史が深いのですが(この次は、2001年にタミフルとリレンザが保険適用となりました)、A型インフルエンザしか効果が無ということで、最近はインフルエンザとして使用されることはほぼ無くなりました・・・。


ちなみに、2010年1月にラピアクタが保険適用となり、同年の9月にイナビルが保険適用となっております。



●それぞれの薬の特徴


①タミフル

・カプセル(成人、37,5kg以上の小児)、もしくはドライシロップ(1歳以上)の内服薬タイプ。
・服用方法:1日2回。1回1カプセル(子供は1回2mg/kg)の服用を5日間続ける。
・予防服用:1日1回の服用。
・耐性ウイルス:H1N1ソ連型(H275Y変異)、H1N1pdm09(H275Y変異)
 ※現在こちらのウイルスは、日本での流行は無いそうです。


②リレンザ

・吸入薬タイプ。
・服用方法:1回2ブリスター(5mgのブリスターを2個)、1日2回吸入、5日間続ける。成人、小児同量。
・予防服用:1日1回の使用。
・耐性ウイルス:稀

③イナビル

・吸入薬タイプ
・服用方法:10歳以上→1回2容器を吸入、10歳未満→1回①容器を吸入。1回の吸入で終了。
・予防服用:現在未承認。
・耐性ウイルス:報告なし

④ラピアクタ

・点滴タイプ(小児や老人の重症例で使用)
・使用方法:成人は2バイアル(または1袋)、小児は10mg/kg。1回の使用。複数回やる場合もあり。
・予防使用:現在未承認
・耐性ウイルス:H1N1pdm09(H275Y変異)



以上、簡単に書き上げました!!


では、実際どれが効果が高いのかという話になりますが、臨床で現在使用されているインフルエンザ薬は、きちんと服用さえ出来ればどの薬でも効果はしっかりと出ます!!



・・・そうなのです。きちんと服用できない事例もあるので、その場合は望んだ効果が出ないときがあります。


小さいお子様やご老人の方は、吸入タイプのインフルエンザ薬しっかりと薬を吸えておらず、望んだ効果が出ないときがあります!!


そういう方は、1度の吸入ではなく、2度・3度としっかり吸入することが大切です。


とある医師のかたですが、「なんだかんだいって、タミフルは飲んだことがしっかりと分かるから、あれが1番だ!」と話す方がおられましたが、確かにタミフルは服用したことが分かりやすいです。

それに対して、リレンザ・イナビルは吸いきったかどうかが分かり難いので、ぜひ注意するようにして下さい!!


余談ですが、イナビルが1回の吸入で治療が終わりなので、服用が楽な反面、きちんと効果が出るか不安だと話す方もいらっしゃいます。面倒を乗り越えてこその治療と思われる方が多いのですかね・・・?


まだまだインフルエンザは流行っておりますので、予防をしっかりとし、「インフルエンザに罹ったかな」と思ったら、すぐに病院へ行ってインフルエンザの薬を服用して下さい!


インフルエンザの薬は、「発症後48時間以内の服用」を想定されているので、繰り返しますが、インフルエンザに罹ったと思ったらすぐに病院へ受診して下さい!!


なにごとも、早く動いたほうが後々の対処が楽になりますからね。


さて、次回は。来月から悩まされる方が多いであろう、例のアレルギーのついて語りたいと思います。


それではまた、次回お会いしましょう!!




2013年1月24日

インフルエンザ検査で陰性って・・・!?

こんばんは!!藤松です!!

私ごとで恐縮ですが、本日なぜか自宅のPCからネットに繋がらず、iPadからの書き込みになります・・・。

ポケットWi-Fiで自宅のネット環境をまかなっているのですが、最近ノートPCのネット繋がり具合が非常に悪くて、ポケットWi-Fiタイプでは無く、有線に戻そうかと考え中な日々です。



さて!!今回は「インフルエンザの検査」について記載したいと思います。


最近ますます流行ってきたインフルエンザですが、インフルエンザと確定診断されるには、インフルエンザの検査にて陽性と判断される必要があります。



風邪かと思い病院を受診し、インフルエンザの検査をしたけど陰性ってことで、やっぱり風邪だったんだ・・・と判断されるのは危ないです!!




発症後24時間以内の検査では、仮にインフルエンザに罹っていても陰性の可能性があります!!

また、検査するための検体を取る箇所にも差がありまして、微量のウイルスしか採取出来なかった為に、検査結果が陰性となってしまう場合があります・・・。
(インフルエンザウイルスは鼻と喉の粘膜に多く生息するので、通常その粘膜を綿棒で採取します。入り口付近の粘膜からの採取では、ウイルスをしっかりと摂取出来ない可能性があるそうです)



つまり、インフルエンザの検査が例え陰性でも、必ずしもインフルエンザに罹っていないとは言い切れないので、今の時期は疑わしい時はインフルエンザの薬を服用した方が良いでしょう。





では、インフルエンザの薬とはどのようなものがあるのか?次回はインフルエンザ薬についてまとめたいと思います。


今回は短くなってしまいました・・・。iPadからの入力はやりにくいですね・・・。
次回はPCで書けるよう、ネットの不具合を解明しておきます。

それではまた、次回お会いしましょう!!



2012年12月14日

インフルエンザとクラリス ~予防服用~

こんばんは。藤松です。


昨日深夜、三大流星群の「ふたご座流星群」が観測されました。何個も流れ落ちる星々。願いことが多い人でも、何回もお願いできそうですね(笑)

私も観測しようと待ち構えていましたが、迫り来る眠気に負けて寝ておりました・・・。


さて、余談はこれぐらいで、今回は恐ろしい病気であるインフルエンザについて語りたいと思います。

インフルエンザは遡ること数千年前、古代エジプトにすらインフルエンザに関する記述が残っているという、歴史深い病気です。


インフルエンザについて最も有名なのは、歴史の教科書にも載っている「スペイン風邪」ではないでしょうか?

死者4000万~5000万人(一説ではそれ以上とも)とされた最悪の大流行(パンデミック)を引き起こした、非常に恐ろしい出来事です。


既存のインフルエンザ薬で改善できないタイプのインフルエンザウイルスが研究されていて、生物兵器として悪用される恐れもあると昔話題になりました。
(中国だかロシアで研究していると小耳に挟みましたが、真偽の程は分かりません・・・)


※余談ですが・・・
石田衣良氏の「ブルータワー」というSF小説では、新型のインフルエンザを題材とし、一国の滅亡とそれに対する対抗策について描かれていて、非常に面白かった記憶があります。


インフルエンザは非常に恐ろしいです。できればかかりたくないものです・・・。



そこで!今回は予防に効果があると言われている薬をご紹介したいと思います。


インフルエンザの薬といいますと、一般の方でもかなりなじみが深くなってきている「タミフル」や「リレンザ」、最近発売されたものだと「イナビル」といった薬で、改善率は非常に高いです。

通常、これらの薬と解熱剤等の対症療法を併せて行いますが、時々抗生剤の「クラリス」が処方されることがあります。


インフルエンザはウイルスが原因なので抗生剤は一般的に効果は無いのですが、このクラリス、実は凄いやつみたいです。



クラリス(成分:クラリスロマイシン)は14員環マクロライド系抗生物質といいまして、これは菌を殺す以外にも効果があり、抗炎症作用バイオフィルム阻害作用がよく言われています。


近年囁かれているのが、クラリスが「粘膜免疫増強作用なるものを持つと言われています。


要は、免疫が増える作用という事です!!


インフルエンザにかかると、4~5日ほど経過するとIgAという自己免疫が増えて、インフルエンザウイルス排除する方向に働きます。


クラリスを服用していると、このIgAの量が顕著に増加したと報告されております!!


予防服用量としては、通常の半分量(1日1回200mgの服用。マクロライド療法と同じですね)にて効果があるといわれています。


知り合いのドクターは、冬の間クラリスを通常量で飲み続けたというつわものでしたが、耐性菌の発生の関係もあるので、むやみに服用するのはオススメできませんが・・・
(ちなみにこのドクター、インフルエンザには罹らなかったそうで、自慢しておりました)


現在クラリスにインフルエンザの予防服用という適応はありませんが、いずれそのような適応が通ることも期待しつつ、今回は終了とさせていただきます。


次回は、薬局の集客を出すために必要である「接客」について考察してみたいと思います。


ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。また次回お会いしましょう。




2012年12月12日

「ノロウイルス」とは!? ~簡単なまとめ~

昨日、とあるメーカーさんが薬局へ来局し、ジェネリック医薬品についてのアンケート調査へ協力致しました。


話の流れで、「厚生労働省のHPなんて、見ませんよね!?」なるセリフをメーカーの方からの生の声を頂きました。


医療関係者でさへ、厚生労働省のHPをチェックし、政策やら注意喚起について見ている方が少ないのに、いわんや一般の方おや・・・・。


なつかしの古文の知識も入れつつ、本題へ戻りたいと思います。

こんばんは、藤松です。今回は「ノロウイルス」についてお伝えしたいと考えております。


今回最初に記載させていただいたなかでお伝えしたいのは、厚生労働省はインフルエンザやノロウイルス等、流行性の病気に対して、発生状況やら予防策やら、多くの情報を発信しているということです
(言っておきますが、厚生労働省とは一切関係ありません・・・)


厚生労働省 ノロウイルスについて↓
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html


さて、上記リンクを開いていただくと、たくさんの項目が列挙されており、じっくりと読む時間がない方へ、重要な点のみに絞り記述したいと思います。



「ノロウイルスとは」

①感染力が非常に強いウイルスで、②感染すると酷い下痢・嘔吐が2~3日続くけど、それで治ります!!


・・・非常に簡単に書きました。

さて、上記だけではかなり乱暴な書き方なので、少々補足をしたいと思います。


まず、「①感染力が非常に強い」という箇所についてお話したいと思います。


ノロウイルスは、牡蠣から感染するものが大半を占めており、他の貝や飲料水からも感染することがあります。


しかし、ノロウイルスは本来、牡蠣・貝にもともと存在するウイルスではありません!!(もちろん、飲料水にも)


では、どうして牡蠣や貝にノロウイルスが潜伏するのか?どこからノロウイルスはやってくるのか??


それは、感染者の糞便に含まれるノロウイルスが、浄化槽の浄水作用を潜り抜けて河川に流れ込み、海へ流れ、牡蠣・貝が取り込んでしまうというところが原因となります。


いかがでしょう?下水に流し、浄化槽をも潜り抜け、さらに川を流れて海まで生きているというだけで、かなり感染力が強そうではありませんか?


牡蠣・貝以外の感染源としては、感染者の糞便・嘔吐物からウイルスが拡散してしまうことが原因となります。


さて、この強い感染力に対する予防策になります。


まず、牡蠣・貝になりますが、ノロウイルスを殺す方法は加熱です!!

85℃以上の熱で、中心部までを1分間以上は加熱することと推奨されています。生牡蠣は美味しいのですが、この時期はじっくりと焼いた牡蠣にしましょう。


次に、感染者の糞便・嘔吐物はどのようにしたら良いか?

ちなみに、こちらのウイルスは、アルコールでは死にませんので注意して下さい!!


0.1%の次亜塩素酸ナトリウム」で処理をすることが重要になります。
※処理の際は、二次感染予防のために必ずマスクをして下さいね。

ドラッグストアに1%の次亜塩素酸ナトリウム液が販売されておりますので、原液に対して10倍の水を入れれば出来上がりです。


こちらで、感染者の糞便・嘔吐物を念入りに拭き取るようにしましょう。この際、ドアノブやサッシなどの金属部分を拭いた際は、必ず水拭きを行い次亜塩素酸ナトリウムを拭き取りましょう。ほっておくと、金属が腐食されてしまいますので、ご注意下さい・・・。

<注意!>
感染者の糞便からは、2週間程度はウイルスが検出されます!長いときは1ヶ月ほど続いたというデータもありますので、くれぐれもご注意下さい。


そして、普段の予防はといいますと、「石鹸での手洗い・しっかりとしたうがい」に尽きます。

どちらもしっかりと行うことで、ノロウイルスを含め多くのウイルスを流す事ができるので、要所で必ず行うようにして下さい。


次に、②感染すると酷い下痢・嘔吐が2~3日続くけど、それで治ります!!」の部分になります。

現状、ノロウイルスを殺す薬は存在しません。下痢・嘔吐でウイルスを出してしまうのが、治す方法となります。


通常、ノロウイルスに感染したら、1~2日間体内へ潜伏し、発症するという経過を取ります。


症状は人それぞれで、ホントに重症な方もいれば、軽い風邪のような症状で終るケースもあります。


さて、下痢や嘔吐が酷いので、下痢止め・吐き気止めを服用したくなると思います。

しかし、それらを服用してしまうと治りが遅くなることがありますので、必ず医師に診断してもらってから使用するようにして下さい。


また、お子様や高齢の方は、下痢・嘔吐が長引くと脱水症状になってしまうので、OS-1やアクアライトORS(小さなお子様向け)といった、経口補液を摂取して防ぎましょう。

※経口補液を一気に飲ませてしまうと、胃を刺激する事になり、嘔吐の原因となるので、必ず1口ずつ慣らせながら飲ませるようにして下さい!!


以上、予防策と感染した際の心構えについて、簡単に記載させて頂きました。


どんなに予防しても、防ぎきることは不可能と私は考えます。しかり、知識をもって対処すれば、感染する可能性は少なくなりますし、リスクも抑えられると思いますので、どうぞ皆さん、この時期は注意なさって下さい。



長文にお付き合い頂きありがとうございました。ここ2回ほど冬の感染症について記載させていただいたので、せっかくなので次回は、冬の感染症で最も危険で有名な「インフルエンザ」について記載したいと思います。

では、次回また宜しくお願い致します。




2012年12月10日

ほんとは怖い!風邪症候群!!

こんばんは。薬剤師兼広報担当者、藤松です。


さて、今回は薬と絡めたお話をさせて頂こうと考えておりまして、季節柄風邪が多いので、それを話題に書かせて頂こうと思います。


これは、実際に、本日起きた話が元になっております。



冬場になると、気温が低下し、空気が乾燥することでウイルスが活発になるので、この時期が風邪に罹りやすくなります。

そう、風邪の原因菌は、「細菌」では無く、「ウイルス」が大半になります。
※実際、約9割の風邪がウイルス性であり、残り1割が細菌由来の風邪と言われています。


風邪を引き病院へ受診されると、よく処方されるのが

・抗生剤
・総合感冒薬
・解熱鎮痛剤
・咳止め、痰きり、etc...

といった処方がよく見受けられます。

ただ、どれも風邪を直接治す薬ではありません!あくまで、体調の悪化を緩和し、自己免疫でウイルスをやっつけていくのが、風邪の改善方法になります。


では、薬なんて飲まなくても良いのではないかと考える方もいるでしょう。


否!風邪の症状が原因で、合併症を引き起こしてしまうことがたくさんあります。


肺炎(肺)、髄膜炎(髄膜)、中耳炎(耳)、結膜炎(目)、副鼻腔炎(鼻)・・・といった具合に、場所も様々に飛び火する可能性があります。


さて、本日朝一に、薬局の電話が鳴りました。

「はい。○○薬局、藤松です。」

「先日そちらに罹った××です。実はこの前の薬を服用したら汗が全く出なくなり熱が39度まで上がってしまったので、副作用と疑って服用を中止しました。今は熱は落ち着いているのですが、咳が酷なっていまして・・・。これも薬の副作用なのでしょうか?」


こちらの患者様に処方されていた薬は、ごく一般的な風邪に対する処方でした。



ここで私は、副作用と、ある合併症の可能性が浮かび上がりました。


まず、副作用に関してになります。


この患者様には、「PL配合顆粒」という総合感冒薬が処方されておりました。

こちらの薬には抗ヒスタミン薬と呼ばれる成分が入っており、この成分の副作用に、抗コリン作用というもがあります。
この副作用では、よく起きるのが眠気や口の渇きといったものが患者様からお話がありますが、「発汗を抑える」という副作用もあります。

このため、抗コリン作用を持つ薬剤を服用するときは、高温多湿下で作業する方は、発汗抑制による熱中症状に陥る事があるので、避けるべきであるとされています。

※ちなみに、この副作用を利用して、発汗を抑えるために抗薬コリン薬を服用することもあります。


次に、合併症の疑いになります。

まず、熱が39度まで出たということなので、インフルエンザの可能性があります。

また、咳が酷いというところが気になり、どのような咳なのか伺うと、ヒューヒューと気管の部分が鳴っているような咳と話がありました。


発熱と特徴的な咳の様子があったので、「これは肺炎の可能性がある!」と思い、すぐに病院へ受診するように促しました。


その後、本日午後に近くの病院を受診された、その後薬局に寄って頂きました。


血液検査とレントゲンの結果から肺炎と診断され、大学病院へと紹介になったと話されておりました・・・。


以上が、本日起きた風邪にまつわる怖い話になります。


この方は、自己判断で薬を中止し、熱や咳が酷くなっても受診しなかったことで、結果的に肺炎となってしまいました。

不幸中の幸いで、今回は発見が早かったので大事には至らなかったようですが、肺炎は悪化していれば入院となる、大変大きな病気です。



風邪は万病の元という言葉もあるように、甘く見てしまうと取り返しがつかなくなることもある病気ですので、皆様くれぐれも注意して下さい。


それでは、この当たりで今回はペンを置きたいと思います。
長文お読みいただき、ありがとうございました。


次回は、これまた最近流行っている「ノロウイルス」について書かせて頂こうと考えております。では、次回お会いしましょう。