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2013年10月10日

クンメルローションとは何の薬!?

こんにちは!藤松です!!

 先日、皮膚科の処方が舞い込んできました。昔からある、人気の皮膚科です。




事務の方にパソコンへ処方内容を入力(レセプト入力)してもらっていると・・・、



「すいません!クンメルローションというのが入力に出てきません!!



「なんですとー!」



しかし冷静に考えれば、クンメルローションは局方記載の名称ではないですからね。

※局方とは、日本薬局方という本で、この本に記載があれば医薬品であると定義されるものです。



クンメルローションとは何の薬のことか?

さて、クンメルローションとはなんの薬を指すのでしょうか?



答えは、硫黄カンフルローションです。



硫黄カンフルローションは、ドイツのクンメルフェルドという医師が発明しました。クンメルフェルド医師が発明したということで、硫黄カンフルローションのことを「クンメルローション」や「クンメルフェルド液」、「クンメルフェルド氏液」といった別名で呼ばれております。



クンメルフェルド医師への尊敬が現れているんですかね・・・。



ちなみにこの硫黄カンフルローションは、にきびの治療薬として使われます。


期待する効果としては、


・殺菌作用によりアクネ菌を殺す。

・消炎効果により炎症を抑える。

・皮脂を抑制し、乾燥させる。

・角質を柔らかくする。


上記のような効果を期待して使用されています。



硫黄カンフルローションですが、ほっておくと硫黄が下に溜まってしまうので、使用するときは軽く振って綿棒に付けて使用します。



ちなみに乾燥させる薬なので、乾燥肌の方は使用するのは控えたほうが良いです。




しかし、薬に自分の名前が付くなんて医療有人そして羨ましいです(笑)クンメルローションにイイねしつつ、今回は終わりにしたいと思います!