こんにちは!藤松です!!
今日は知り合いの小児科の門前薬局へきております。そちらの調剤薬局で珍しくK2(ケイツー)シロップの処方が舞い込みました。
私:「・・・んん!?3か月!?K2(ケイツー)シロップって、普通は1か月ぐらいまでで使用が終わるんじゃ・・・??」
通常ケイツーシロップといえば、乳児ビタミンK欠乏性出血症の予防で、生後まもない乳児に投与される薬です。投与タイミングとしては出生時・出生後24時間・1か月検診で投与されることが多いと思います。
ちなみに乳児ビタミンK欠乏性出血症というのが、乳児にみられるビタミンK依存性凝結因子の欠乏による出血症のことを指します。
こちらの症状は予後が重篤であるので、新生児に予防として服用させるということが確立されております。
●薬局でK2(ケイツー)シロップが処方された処方意図は?
さて、今回薬局でK2シロップが処方された意図というのは、いったい何なんでしょう?
処方されていた患者様は3か月の男の子でした。
1回量が通常10mlであるところ、20mlの処方がされておりました。少し多めの量ではありますが、1回30mlまでであれば使用することはございますので問題はありません。
さて、症状を聞き取ったところ・・・
男の子のお母さん:「血便です。」
血便に対しての処方とのことでした。
その薬局の薬局長からもK2シロップについて伺ったのですが、K2シロップは1包20ml入りなので、1回の処方で20mlが処方されているということを先生から確認済みとのことでした。
乳児で血便が出た際はビタミンK2不足を疑い追加投与されることがあるそうです。
小児科の門前はあまり経験していなかったので、今回は勉強になったとともに、勉強不足が恥ずかしかったです(/_;)
日々精進しなくてはなと思いながら、今回はこのあたりで終わりにしたいと思います!また次回、お会いしましょう!!