こんばんは!藤松です!!
今晩も関東では、雨が雪に変わる可能性があるそうです。
・・・よくよくブログを見直すと、高確率で雪が降る話題を最初に書いている気がしますが、きっと気のせいですね(笑)
さて!今回はズバリ、「花粉症で薬に頼らなくする方法は無いのか!?」をテーマに書いていこうと思います!!
そもそも花粉症とは何なのか??
メディアでも取り上げられる事が多く、ご理解のある方も多いかと思いますが。花粉症は体の免疫(アレルギー)反応による症状のことです!!
花粉が体に入り込むと、それを異物と認識し、体内の免疫反応から鼻水やら目の痒みなどの防御反応が出ることが花粉症になるわけです。
では、この花粉症を完全に治すことは出来るのか!?
ズバリ、現在は不可能です!!
では、今回題名にも記載してある、薬に頼らなくする方法は無いのかということに戻りたいと思います。
現在、花粉症の症状を弱める方法というものはありまして、「減感作療法」というものがあります。
※現状、特定の花粉にしか効果があるものがありません。スギ花粉は問題ありません。
減感作療法とは何か??これは、アレルギーを引き起こす原因物質を少しずつ体内へと注入し、アレルギーの反応性を鈍くさせるという方法になります。
小児の食べ物アレルギーの治療でも使われております。
こちらを実施すれば、薬を服用する量が少なくなる、花粉の飛散量が少なければ薬を服用しなくても良くなる可能性を秘めております。
(注意!!花粉症が全く無くなることは無いので、勘違いしないようにご注意下さい!!)
さてさて、こちらの減感作療法ですが、日本で開始されてしばらく経ちますが、あまり流行っていないのが現状です。
現在の減感作療法は、注射にてアレルギー物質を注入する治療を3~5年ほど行わないと目立った効果が現れなく、治療初期は毎週通院して注射をしなければならないという手間が、足を遠のけている最大の要因ではないかと思われます。
注射以外に、舌下という舌の下に花粉エキスを垂らすことで行う減感作療法もあるのですが、こちらは現在保険適応外の治療方法になり、全て自費でまかなうため、1回2~3万円ほどかかるそうです。(毎月通うと考え、年間25~35万ぐらいになります)
舌下投与による減感作療法は痛みも無いし、自宅に持ち帰るタイプであれば手間もかからず、注射に比べるとメリットは大きいのですが、自費で払わねばならないのがネックです・・・。
しかし!!ここで朗報なのが、花粉症の舌下投与での減感作療法の保険適応が、厚労省から下りる可能性が出てきたのです!!
昨年12月に、鳥居薬品が花粉症の舌下免疫療法薬「TO-194SL」という薬の、製造販売承認申請を行ったそうです。
(※製造販売承認申請:薬を売ってよいか、厚労省にお伺いすることです。こちらの申請が下りないと、薬を保険適応で使用できません・・・。)
こちらの承認が下りれば、お手軽な減感作免疫療法が受けられる可能性が広がります!!申請が通りましても今シーズンは間に合わないと思うので、来シーズン以降に期待することになるとは思いますが、私自身も非常に楽しみにしております!!保険適応になった際は、試しに行ってみたいなと考えております。
注意!!減感作療法はアレルギーを体内に入れるのですが、入れる量の調節を間違えると極度のアレルギー反応が出て危険なので、必ず専門医師の下、治療を行うようにして下さい。決して、自身の判断で杉エキスを摂取しようとは思わないように!!
今年の花粉症は何とか薬で凌がなければと思いつつ、今回はこの辺りで終了したいと思います。
では、また次回お会いしましょう!!