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2013年4月2日
花粉症のアレルギー検査って何があるの!?
こんばんは!藤松です!!
杉の花粉が大分失速してきて、かなり花粉症が楽になったと思っていましたら、先日、次のような質問をされました。
「毎年、菜の花が咲く頃に鼻水が出てくるんだけど、菜の花の花粉症ってあるんですかね?」
・・・菜の花の花粉症!?
初めて聞きました!!(苦笑)
菜の花は、スギ花粉の症状を軽減する目的で食べられることはありますが、菜の花の花粉症とは・・・。
その患者様からさらにご質問があり、「菜の花のアレルギーって検査をすれば分かりますかね?」
・・・・菜の花ってアレルギーの検査対象だったっけ!?
解答できなかったので、謝罪の上、次回までに調べておくとお伝えしました(-_-;)
さて!そこで、花粉のアレルギー検査について調べて見ました!!
●花粉症のアレルギー検査って何があるの!?
通常のアレルギー検査は、血液検査と皮膚検査を行います。
花粉症のアレルギー検査には、これに加えて特有の検査(後述の2,3が該当します)があります!!
1、血液検査と皮膚検査
通常のアレルギー検査と同じで、血液にて花粉に対するIgE抗体を検査します。アトピー性皮膚炎の検査などでも行うアレルギーの検査です。
血液検査の方では、血液内IgE抗体、花粉に反応する特異的IgE抗体、好酸球を調べます。
皮膚検査は、花粉の成分で皮膚をすこしひっかくスクラッチテスト(皮内テスト)と呼ばれるものを行います。
現在、血液で検査できる花粉は以下の通りです。かなり細かい特定が可能です。
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・樹木:
スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、マツ、カエデ、ブナ、ビャクシン、コナラ、ニレ、オリーブ、クルミ、ヤナギ、アカシア、クワ
・イネ科:
カモガヤ、オオアサガエリ、ハルガヤ、ギョウギシバ、ナガハグサ、ヒロハウシケグサ、ホソムギ、アシ、コヌカグサ、セイバンモロコシ、コムギ、オオスズメテッポウ、スズメノヒエ
・雑草:
ブタクサ、ヨモギ、ブタクサモドキ、オオブタクサ、ニガヨモギ、フランスギク、タンポポ、ヘラオオバコ、シロザ、アキノキリンソウ、ヘメスイバ、イラクサ、カナムグラ
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2、目の検査
眼脂や結膜をブラッシュサイトロジーというブラシを使用してこすり取り、結膜や眼脂の中の好酸球というアレルギーを起こす白血球がないか顕微鏡で観察します。
目に花粉の成分を点眼して結膜炎を確認する、「点眼誘発試験」なるものもありますが、意図的に症状を起こさせる検査なので、アレルギー対象物質であれば少々辛いかもしれないですね・・・。
3、鼻の検査
鼻にアレルギーを起こす物(小さなディスク)を入れて、鼻の粘膜を観察する方法があります。ちなみに、ダニとブタクサしか現在は確認できません。
以上のことより、菜の花が花粉症物質かどうか同定できそうなのは目の検査だけのようでした。質問された患者様の症状として目の痒みは出ていなかったので、検査で検出されるかどうか不安は募りますが、次回お伝えさせて頂こうと思います(~_~;)
では!今回はこの辺りで終了にしたいと思います!!また次回、お会いしましょう!!